アーバンイノベーション豊橋

自治体職員と企業の協働によって、これまでとは違った官民の関係性を生み出し、新たな発見やビジネスの創出に取り組むUrban Innovation TOYOHASHI。

昨年度に引き続き、5月から豊橋市と協働して課題に取り組むスタートアップ企業が募集されていました。

▼2021年 Urban Innovation TOYOHASHI オンライン説明会
http://stg.tasuki-inc.com/events/toyohasi/urban-innovation-toyohashi2021/

そして約5ヶ月の実証実験を終え、3月15日に今年度の成果報告会が行われます!「Urban Innovation TOYOHASHIってなに?」という方向けに事業全体の解説も交えてご紹介します!

Urban Innovation TOYOHASHIとは?

柔軟な発想と優れた技術を持つスタートアップ企業と、地域の実情に詳しい豊橋市役所職員が協働する課題解決プロジェクトです。行政と一緒に課題解決に取り組むスタートアップ企業は市内の事業者に限らず公募され、採択された内容で実証実験が行われます。

アーバンイノベーション豊橋

本事業は「Urban Innovation JAPAN(アーバンイノベーションジャパン)」の枠組みを活用しています。神戸市から生まれたUrban Innovation JAPANは日本全国の自治体の課題とスタートアップ・民間企業をマッチングするオープンイノベーション・プラットフォームで、参加自治体は累計12、実証実験後の導入率は40%以上です。(2022年3月時点)

Urban Innovation JAPAN公式サイト▽
https://urban-innovation-japan.com/

令和3年度に採択された課題は?

今年度は豊橋市から提示された4つの課題を解決する新ビジネスとして延べ36社の応募があり、採択された2件の実証実験が8月から約5か月間実施されました。

採択された課題の内容については、以下の通りです。

アーバンイノベーション豊橋

期日前投票所の混雑を解消し、快適な投票環境を作りたい!

周辺道路に渋滞を発生させるほど混雑する期日前投票所の混雑状況を平準化させたい、緩和させたい(豊橋市 選挙管理委員会)

詳しくはこちらから▽
https://urban-innovation-japan.com/project/toyohashi-city/2021-1/voting/

子どもや家庭の健やかな成長と明るい未来のために、AIの活用で児童虐待に立ち向かいたい!

年々増加する児童虐待対応。その場の情報や経験に頼るだけではなく、これまでの実績データをケース対応検討に活かし、組織判断力を高めたい。(豊橋市 こども若者総合相談支援センター ココエール)

詳しくはこちらから▽
https://urban-innovation-japan.com/project/toyohashi-city/2021-1/cocoyell/

オンラインで開催!令和3年度 成果報告会

今年度のプロジェクトに携わった担当者から、各プロジェクトで得た成果や課題などが報告されます。また、今回は新しく東三河地域の他の市町村の担当者と地域の課題やそれに対するソリューション等について意見交換できる時間も設けられています。

日時 令和4年3月15日(火)15:00~16:00
場所 オンライン(Zoom)
参加費 無料
対象 社会・地域課題の解決に向けて地方自治体と共に実証を希望するスタートアップ企業など

内容

事業全体の概要説明 事務局からアーバンイノベーション豊橋の事業目的、今年度の取り組みの振り返りを発表

事例報告・質疑応答

  • 子どもや家庭の健やかな成長、明るい未来のためにAIの活用で児童虐待に立ち向かいたい!
  • 期日前投票所の混雑を解消し、快適な投票環境を作りたい!

行政機関との交流会(東三河の市町村職員:豊橋市、豊川市、蒲郡市、田原市、設楽町)と地域の課題、それに対するソリューション等について交流会

令和4年度 Urban Innovation TOYOHASHI の案内

詳細なタイムスケジュール、お申し込みについては下記をご参照ください▽
https://www.ui-toyohashi.com/info/2021houkokukai/

アーバンイノベーション豊橋

おわりに

地域の課題に対してどんなアプローチが行われたのか? 一市民としても興味津々です。

コロナ禍で行動が制限され続けているものの、その結果オンライン化が進んできました。アナログなイメージのある行政でもオンライン化の浸透でますます全国・全世界のスタートアップ企業とも協働できる環境が整ってきていると言えるのではないでしょうか。

豊橋市での取り組みが今後も楽しみな一方で、周辺の地域にもこの輪が広がって欲しいですね。