自動車産業で栄えた愛知県は現在、次の時代へ向けて変革を求められています。
長年、高品質なハンドルを製造し国内の大手自動車メーカーにも採用されている岡崎市の株式会社タナベが、新規事業に挑むべくクラウドファンディングを開始しました。
<この記事を書いたライターを紹介>
北海道出身工学部卒、愛知県在住の「専門外の人にもわかりやすく伝える」フリーライター。地域やテクノロジー、ビジネスが中心。コワーキングスペースのスタッフとして創業や情報発信の支援も行う。
皆さんは愛車のハンドルが “劣化した” と感じたことはありますか?
革の財布やバッグは、日々の日常遣いでキズや汚れに悩まされることが多いもの。しかし同じレザーを使っているはずのハンドルは、車のあらゆる部品に比べても丈夫で美しくあり続けているはずです。
夏場の炎天下の車内でも、絶え間なく直射日光にさらされていても、丈夫で美しくありつづけるハンドルレザー。その専門メーカーとして、長年に渡って品質向上に努めてきた独自のレザー「タナベレザー」を使って初の自社開発製品として世に送り出したいと始まったのが、今回のプロジェクトでした。
長年に渡って改良し続けたタナベレザーの魅力
ハンドル用のレザーには本革の下にある「床革」という部分を材料にしています。
これを独自の技術で研磨し、さらに何層にも分けて樹脂でコーティング。非常に強靭ながら吸い付くような触感と美しい光沢が特徴のレザー素材が完成しました。
この性質が認められ、国内の大手自動車メーカーからも評価され、日本車の魅力を支え続けています。
東海最大級のアートイベントで話題に
タナベレザーのビジネスバッグは、プロジェクトの公開直前に東海最大級のアートイベント「クリエーターズマーケット」で初めて一般の方向けに展示されました。
イベント会場ではバッグの展示とサンプルレザーを使っての「ひっかいても傷つかない」丈夫さのデモンストレーション、経年劣化した合皮との比較も行われました。
知名度の低いハンドル用レザー、決して低くない単価、約2,000ブースもの出展者がいる中で果たしてどれだけの人の目に止まるのか…
関係者の不安に反して、来場者の反応は予想以上の好感触!
「今もし在庫があったら買いたかったのに!」という声も。
100%達成は折り返し地点、さらなるステージを目指して
イベントでの反響を追い風に、プロジェクトは公開後の約24時間で目標金額を達成。しかし、ここで終わりではありません。
特殊な革素材。
まだまだいろいろなものに用途がありそうですね。
応援しています。
コメント引用:https://www.makuake.com/project/tanabe/communication/detail/270383/
応援してます!
頑張って下さい(^-^)
コメント引用:https://www.makuake.com/project/tanabe/communication/detail/270746/
目標の金額は、あくまで最初のプロダクトを量産する上での最低金額。今後も独自レザーを使った様々なプロダクトを展開していくには、開発費や1人でも多くの人に「タナベレザー」のことを知ってもらうことが必要です。
今回のクラウドファンディングでは、ビジネスバックだけでなく車内品やUVプリンタで名入れが可能なキーホルダーの他、クラフト材料としてのリターンも用意されています。
自社開発の製品だけでなく、広くクラフターの方々に使ってもらうことで、自社だけでは思いつかないようなプロダクトも世に出して行きたい……そんな想いで「商用作品に利用可」という条件で特別価格にて2サイズでの材料リターン。
<リターンの一覧>
・デザイナーズビジネスバッグ(ブラウン/ワインレッド/グリーン)
【マクアケ特別価格】39,800円
・ヘッドレスト用ティッシュケース
【マクアケ特別価格】5,600円
・クラフト用レザー(ダブルバット ノーカット1枚革)
【マクアケ特別価格】12,000円
・クラフト用レザー(A4サイズ×3枚)
【マクアケ特別価格】3,000円
・キーホルダー(名入れ可能)
2,000円
・お礼のメッセージと名前掲載
2,000円
このバッグが欲しい!という方はもちろん、「この材料でこんなものができたら良いのにな?」という方も、ぜひ今回のプロジェクトにご支援ください。
もしかすると、近い将来、本革や合皮と同じくらいハンドル用レザーの製品が世の中で使われているかもしれない…そんな未来への第一歩を、一緒に踏み出しませんか?
クラウドファンディングページはこちらから▽
プロジェクト終了日:2020年2月17日(月)
【会社情報】
株式会社タナベ
代表取締役:田辺 一雄
愛知県岡崎市柿田町2番地4
電話番号:0564-23-9247
HP:https://tanabe-jp.com/