もうすぐ節分ですね。節分といえば鬼や豆まきですね。
豊橋で「鬼」といえば、安久美神戸神明社の鬼祭です。

約1000年も前から毎年行われ、国重要無形民俗文化財にも指定されている天下の奇祭です。

豊橋に来て間もない頃、この鬼祭の翌日、町の至るところに白い粉の痕跡があり、何かとんでもない事件が起こったのかとビックリした覚えがあります。
豊橋鬼祭は、今年は2月10日・11日に安久美神戸神明社で無観客で開催されるようです!

2022年豊橋鬼祭りについて

鬼祭り

出典:豊橋鬼祭公式HP

開催日時 2022年2月10日(木)~11日(金・祝)
<無観客での開催となります>
一般参拝者立ち入り禁止期間
2月10日(木)9:00~12:00
2月11日(金・祝)8:00~18:00
開催場所 愛知県豊橋市 安久美神戸神明社
主催 豊橋鬼祭保存会、豊橋鬼祭奉賛会
お問い合わせ 安久美神戸神明社 0532-52-5257
HP https://onimatsuri.jimdofree.com/

豊橋のマスコットキャラクター

豊橋の「鬼」といえば、忘れてはいけない大事な豊橋市民がいます。
そう、豊橋のマスコットキャラクター「トヨッキー」です。

出典:豊橋市HP

トヨッキーは、鬼祭の「赤鬼」と、豊橋の「豊」の字をモデルとしてデザインされたようです。
もうすぐ節分ですが、町でトヨッキーを見かけても「鬼は~外―!」なんて言って豆を投げつけたりしないであげてくださいね。

ところで、鬼は~外―!福は~内―!でお馴染みの節分の豆まき。
なぜ鬼に豆を投げるのか、ご存じですか?

今回は、誰もが知っている「節分の豆まき」について、まとめてみました!

節分について知ろう

節分とは何の日?

節分とは、本来は「季節の分かれ目」を意味しています。
春から夏、夏から秋、秋から冬、冬から春と季節が移り変わる日、つまり立春・立夏・立秋・立冬の日のそれぞれ前日を「節分の日」と言います。

本当は、節分は年に4回もあるんですね!
その中でも、旧暦上の正月(年の分かれ目)とも近い2月の節分の日が最も大事な節分と考えられており、今では 節分=2月 となっています。

季節の分かれ目は「邪気」が入りやすい?

季節が移り変わる節目である節分は、「邪気」が入りやすいと言い伝えられていました。
「年の分かれ目」とも近い2月の節分は、新しく迎える1年を福で満ちた1年にするため、「邪気」を特に遠ざける必要があったのです。

どうして「邪気」を遠ざけるために「豆」をまくの?

昔は、「姿の見えない悪いもの」はすべて鬼の仕業と考えられていました。
つまり、病気や災害などはぜーんぶ鬼のせい!!という訳ですね。
また、古くから穀物や果実には邪気を払う霊力が宿っていると伝えられており、穀物の代表「米」より粒の大きい「大豆」ならもっと効力が高いだろう、ということで、鬼を追い払うのには大豆が使われるようになったようです。
(※所説あります)

豆まきのルールを知ろう

地域によって多少違いはあるようですが、一般的な豆まきのルールを紹介します。

炒った豆を使う

節分は、旧年の「邪気」を負って投げ捨てられるものなので、撒いた豆から芽が出ては縁起が悪いと言われています。
そのため、投げる豆は必ず炒った豆を使いましょう。
一般的にお店で売られている豆まき用の大豆は、炒ってあることがほとんどです。

豆まきは夜に行う

鬼は夜にやってくるものとされているからです。

扉を開けて行う

鬼を追い払うために豆をまくので、扉が閉まっていては鬼が外に逃げられません。
また、豆まきは奥の部屋からスタートし、鬼をだんだん扉に追いやっていくようなイメージでまいていきます。

鬼は~外―!で部屋から扉の方へ豆を投げ、福は~内―!で部屋に向かって豆を投げます。

終わった後、豆を食べよう

豆まきが終わった後、自分の年齢より1つ多くの豆を拾って食べると、1年の魔除け効果があると言われています。
大人になればなるほど、ちょっとずつ厳しくなりますね

落花生をまく地域も

節分にまく豆の種類が地域によって違うことはご存じですか?
一般的には大豆を使いますが、北海道、東北、新潟県や宮崎県などでは落花生が使われるそう。

なぜ落花生をまくようになったかは諸説ありますが、
・殻付き落花生はまいた後に拾って食べても清潔だから
・煎った大豆よりおいしい
・雪の中でも見つけやすいから
なんですって!

食べる豆の数はいくつ?

節分では、「歳の数+1個」の豆を食べます。
年の数(豆の数)の福を身体に入れるというゲン担ぎだそう。
「来年も健康で幸せに過ごせますように」という願い込めてお豆をいただきましょう!

まとめ

今回は、誰もが1度はやったことのある節分の豆まきについて、まとめてみました。
これさえ読んでおけば、お子さんに「なんで豆をまくの?」と聞かれても、もう怖くはありません!!