春が近づいてきました。
この時期は、年度末の打ち上げや歓送迎会など、飲み会が多くなる時期ですね。
特に新社会人のみなさんにとって“ビジネスの場での飲み会”は未知の世界で、
「失敗したくない。上司や先輩に『今年の新人は礼儀がなってない』なんて思われたらどうしよう・・・」
と不安でいっぱいかもしれません。
そこで今回は、「これだけは押さえたい！社会人の基本：第６弾」として「飲み会のマナー」をシェアしたいと思います。
目次
飲み会のマナー９選
１.座る場所は「下座」に
若いうちは、とりあえず「下座」に座るようにしましょう。
入口から最も遠い席が「上座」、入口の近くが「下座」です。
上座下座については、過去の記事もご覧ください！
ただし、新入社員歓迎会など自分が主役の場合は上座や中心の席を指定されることもあるかと思います。
その場合は「ありがとうございます。遠慮なく座らせていただきます。」とひと言お礼を言って指示に従いましょう。
２.ビールを注ぐとき
乾杯の際は瓶ビールのことが多いと思います。
乾杯の前には自ら進んでお酌をしましょう。
まずは瓶ビールの持ち方。
右手で瓶ビールの下側を持ち、左手を添えて瓶を支えます。
この時、ビールのラベルが上に来るようにします。
次に注ぎ方。
最初は勢いよく注ぎ泡を立て、徐々にゆっくりにしていくことで泡がきめ細かく、見た目も美味しそうに仕上がります。
また、グラスにビールの注ぎ口をコツンと付けてしまうのはマナー違反です。触れないよう、気を付けてください。
３.お酌をしてもらうとき
グラスは必ず両手で持ちます。
ただ単にまっすぐ持つのではなく、相手が注ぎやすいよう適度にグラスの位置や角度を変えてこぼれないようにするという心遣いが大切です。
４.乾杯の仕方
上司や先輩など目上の方と乾杯をする時は、相手より少し下げた位置で乾杯をするのがマナーです。
あまり下げすぎても不自然なので、ほんの２センチほど下げれば十分です。
５.周囲に気を配る
上司のグラスが空になっていないか？
料理は取りやすい位置にあるか？
など、会話をしながらも周囲に気を配りましょう。
グラスが空いている場合は、焼酎やウィスキーなどほかの飲み物を頼む可能性もあるので、「ビールでよろしいでしょうか。」とひと言伺ってから対応しましょう。
６.絶対無理をしない
お酒が弱い人はもちろん、強い人も無理は禁物です。
いいところを見せようと張り切って飲んだ結果、泥酔して会社の人に迷惑をかけていたら元も子もありません。
お酒の量は自分自身でしっかりと管理し、もし目上の方がお酌をしてくれた場合でも、まずはお礼を述べてから
「少し酔っぱらってきたので、控えておきます。」
と角が立たない言葉でお断りしましょう。
７.席が遠い上司にはあいさつを
少人数の飲み会であれば全員と話す機会をもてますが、テーブルが２つに分れていた場合などは１度も会話せずに終わってしまう場合も。
特にその会が新入社員歓迎会など自分が主役の場合は、今後お世話になる上司や先輩などにはひと言あいさつをしておいた方が無難です。
その際は、瓶ビールと自分のグラスを持ちお酌の準備をして、あいさつに行きましょう。
８.自己紹介の準備をしておく
会の途中、司会の方から
「では、新入社員の〇〇さんにひと言お言葉をいただきたいと思います。」
と急に指名される可能性があります。
ただでさえ緊張しているのに、そんなこと急に言われても頭が真っ白になりますよね。
そんなときに備えて、自己紹介の準備をしておくのがオススメです。
凝ったものである必要はないので、名前や出身地、趣味などの人となりが分かることと仕事への意気込みなど、簡単な自己紹介を考えておきましょう。
９.翌日には必ずお礼を
ごちそうになった場合はもちろん、そうでない場合も新入社員である自分を歓迎する会をわざわざ開いてくださったことに対して、しっかりお礼をしましょう。
まとめ
古い考えなのかもしれませんが、いわゆる“飲みニケーション”は、上司や先輩との距離を縮め、今後の仕事をやりやすくする方法の１つだと思います。
自分自身がマナーに自信をもって、心から飲み会を楽しめようにするためにも、しっかりマナーをおさえておきましょう。
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