豊橋筆の伝統を次世代に引き継ぐ伝統的工芸品づくり
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会社について
豊橋の伝統工芸士
豊橋筆は、豊橋市の伝統的工芸品です。高級筆において八割のシェアを占めると言われる豊橋筆は、墨含みが良く、書き味が良いというのが特徴で、1976年には伝統的工芸品として指定されました。
この道50年の川合毛筆の川合は、伝統工芸士として認定を受けた豊橋筆職人の一人です。江戸時代から続く豊橋筆作り独自の技法を受け継ぎ、書道家をはじめとする多くの方々に愛される豊橋筆を作り続けています。
伝統を受け継ぐ筆作り
36の工程を経て出来上がる豊橋筆。その書き心地は、作業工程の一つ一つに費やされるこだわりによって出来上がります。一度も切られていないバージンヘアーのみを職人の手で選別し、長さの異なる毛を均一になるまで根気よく混ぜ合わせながら、最高の筆作りを行っています。
そんな豊橋筆に魅力を感じ、同じ種類の筆を繰り返し使い続ける方もいます。そういった人達のために、いかに筆の素材が変わっても、同じ書き味の筆を作り続けるという想いをもって筆作りを行っています。
筆の技術を未来に
豊橋筆製作の技術を持った職人として、その技術を磨くだけでなく、豊橋筆の後継者達の将来を見据えた活動も積極的に行っています。
伝統工芸士として長年培った技術を1日でも早く伝わるようにという思いで、弟子への技術伝承を行うことはもちろん、豊橋筆の技術を用いて作る「福筆」の監修を務めています。福筆は赤ちゃんを洗うブラシとして、豊橋筆の新たな活用の場面を提供しており、クラウドファンディングでも高い人気を集めています。こうした活動を通じて後継者が育つ環境を整え、豊橋筆を次の世代に繋ぐ活動をしています。
取材担当者より
取材して感じたこと
筆への探究心
伝統工芸士である川合さんの筆作りにゴールはない。それほどのこだわりをもち、最高の筆を求めて製作を行っている。自分の手を離れてお客様の手に渡った筆でも「これで良かったか」と自らの手に残る筆作りの感触に問いかけるという川合さんの姿勢は、長い伝統を持つ豊橋筆がこれからも発展し続けるという期待が伺える。
取材して感じたこと
使う人の立場に立って
筆作りを追い求め続けるだけでなく、自身も書道を習い、筆を手に取ることによって使う人の気持ちを考えながら筆作りに取り組んでいると語って下さった。また、自身の筆の作品も作品展に出展し、使い手となる方々との対話の機会を設け、そこで集めた声を筆作りに反映させている。
こうした筆作りは使い手にとって適した筆となり、多くの書道家達に親しまれるのだと感じた。
こうした筆作りは使い手にとって適した筆となり、多くの書道家達に親しまれるのだと感じた。
ギャラリー
企業情報
会社名 | 川合 毛筆 |
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代表者 | 川合 福男 |