35cmばっさり！蒲郡市でヘアドネーションカットした体験談【前編】

ヘアドネーションとは、寄付した髪で作った医療用ウィッグを、病気や事故で髪を失った子どもたちに贈る活動のことです。SNSなどで話題になっていることもあり、気になっている人もいるのではないでしょうか。

この記事では、ヘアドネーションについての解説を交えつつ、体験談を詳しく紹介していきます。今回は蒲郡市大塚町のヘアサロン「väder（ヴェーデル）」さんにご協力いただき、筆者が人生2度めのヘアドネーションをしてきました。

▽体験談の後編はこちらから

35cmばっさり！蒲郡市でヘアドネーションカットした体験談【後編】

ヘアドネーションの受付団体は？

日本でヘアドネーションを受け付けている団体は次の3つです。

団体ごとにヘアドネーションできる髪の基準が異なります。2021年11月現在の状況を表にまとめました。

おおまかにいうと、31cm以上の長さで、引っ張ると簡単に切れるような極度のダメージヘアでなければ寄付が可能です。ただし、つな髪プロジェクトは受付基準が厳しいため注意が必要です。

※情報が更新される可能性もあるため、寄付したい団体のホームページはこまめにチェックしましょう。

協賛サロン以外でもヘアドネーションは可能

1. 近くに協賛サロンがない
2. 行きなれた美容院以外でカットしたくない

こうした理由でヘアドネーションを諦めていませんか。東三河にも協賛サロンはいくつかありますが、まだ数が少なく、アクセスしづらいこともあるでしょう。

各団体の協賛サロン以外でも、ヘアドネーションカットに対応してくれる美容院はあります。

協賛サロン以外の美容院にお願いする場合は、ヘアドネーションカットが可能かどうか 事前に問い合わせましょう。ヘアドネーションカットは、決まった手順でおこなう必要があり、通常のカットよりも工程が増えます。カットした髪の持ち帰りが不可の美容院もあるため、対応可能かどうかの事前確認は必須です。

また、協賛サロンであっても、予約時にヘアドネーションカットを希望することを必ず伝えてください。

蒲郡市のväderさんでヘアドネーションカットをしてきました

今回ヘアドネーションカットにご協力いただいたお店は、愛知県蒲郡市大塚町にある「väder」さんです。蒲郡市だけでなく、豊川市や豊橋市からもアクセスしやすい立地の美容院です。

電話で相談したところ、オーナーの沖さんが快くヘアドネーションカットを受け付けてくださいました。

何cmカットするのか決める

もとの髪の長さは腰の下くらいです。

ちょうど3年前にヘアドネーションをしてから、ずっと伸ばし続けてきました。

前髪は10代のときからありません。

具体的に何cm寄付するのかを仕上がりのスタイルから決めていきます。

どれくらいの長さが自分に似合うのか、前髪があったほうがいいのか…など、さっぱりわかりませんでした。短くしすぎると髪のくせが出てしまうという悩みもあります。

相談してアドバイスをいただきながら、35cmカットすることに決め、前髪もつくることにしました。

ヘアドネーションカットの様子

髪をいくつかの束に分けてゴムで強く結び、1~2cm上をカットしてもらいます。メジャーで長さを計測し、5束に分けていただきました。

毛量によって束の数は異なります。美容師さんにお任せするとよいでしょう。

ヘアドネーションカットは通常のカットと異なり、必ずシャンプーの前におこないます。

ちょっとした湿気がカビや雑菌繁殖の原因になるため、濡れた髪を寄付することはできません。完全に乾いた状態で送るために、シャンプー前に切ってもらいます。

35cmカットした髪がこちらです。

「つい数分前まで自分の一部だった髪か…」と、不思議な気持ちになります。

ヘアドネーションは髪をカットして終わり、ではありません。後編ではカット後どんな髪型になったのかやカットした髪を団体へ送る方法、髪を提供せずヘアドネーションに参加する方法についてご紹介していきます。

【協力店舗】

ご協力ありがとうございました！