寒さが強まり、夜になるとキラリと光るイルミネーション。
年末の近づきを感じさせる東京の六本木で東三河の大イベントが行われていました。
 
その名も「エロティック東三河」
 
一度聞いたら頭から離れないインパクトの名前と共に、東三河を広く認知してもらうこのイベントを紹介します。
 

イベントの趣旨


 

人々が紡ぎ出す美を届けたい。

 

 
私たちの思う「美」とは?それは自然と人との、さらには、人と人との「相利共生」によって生まれた、 伝統的なお祭りなどの文化的資源。 それらを継承し、次代へと繋ぐために、「エロティック東三河」を開催します。
2018年6月に完成(通水)してちょうど50年の節目を迎える豊川用水。
豊川用水に恩恵を受けている農業者が中心となり、その感謝の気持ちと農業王国・東三河地域の魅力を全国へ発信するため、「食農、祭り、担い手・後継者育成」をテーマにしたイベントを開催します。

出典:エロティック東三河ホームページ

 
 

東三河の魅力を「美」という切り口で伝えるこちらの企画。
会場は東京都心のオシャレスポット、六本木ヒルズ!!
 
六本木がどのような「東三河色」に染まるのでしょうか?
 
 
 
 
 

当日の様子~お祭りステージ~


 
六本木ヒルズアリーナの中心に設置されたのがお祭りステージ。
この日だけの東三河情報発信スポットが出来上がりました。
 
東三河で行われている伝統的なお祭りがダイジェストで実演された他、様々な分野のスペシャリストが集まり、トークショーやライブなどで会場を盛り上げました。

 

「志多ら」


 
最初は、「志多ら」太鼓の演奏でスタートです。
「地域に根を張ることで生きた文化の礎にふれ、伝統文化を受け継ぎながら新たな文化を未来に向けて創造すること」をテーマに活動をしているプロの和太鼓集団です。
全国ツアーなど精力的に活動しており、県外でも多くの方を魅了します。
 
「志多ら」の皆さんが奏でる豪快なメロディーはまさにイベント開催に相応しいパフォーマンスでした。
 
 

「志多ら」の他にも今回、披露されたパフォーマンスは以下の通りです。
 
・和太鼓志多ら(プロ邦楽集団)
・オアシズ
・ロス・プリモス
・朋郎(篠笛のユニット)
・桃月なしこ(モデル)
・ええじゃないか豊橋伝播隊DOEE(ご当地アイドル)
・穂の国娘。ぐるめいど隊(ご当地アイドル)
・久美(歌謡)
・Last lot(4人組バンド)
・伊藤一義(ミュージシャン)

 
お祭りステージでは、女性お笑い芸人の先駆け的存在で、お二人とも田原市出身のコンビ「オアシズ」の光浦靖子さんと大久保佳代子さんも参加し、お笑いステージとして会場を笑いに包んでくれました!
 
(残念ながら、写真撮影は不可でしたので、お笑いステージの様子の写真はありません)
 
 
 

東三河地方のお祭り

お祭りステージの演目でも特に注目を浴びたのは、無形民俗文化財にも指定され、長い歴史の中で地域に根付き伝承された東三河地方のお祭り実演です。
 
 

奥三河の伝統芸能「花祭」


 
「て~ほへ、てほへ」のかけ声が聞こえてくるのは、花祭の合図です。
 
奥三河の花祭は、国の重要無形民俗文化財にも指定されている伝統芸能で、悪霊を払い除け、神人和合、五穀豊穣、無病息災を祈る目的で鎌倉時代から伝承されてきた神事です。
 
毎年11月から3月にかけて各地区で開催されます。
六本木ヒルズでは、御園地区の皆さんと、東京花祭の皆さんが合同で実施いたしました。
 
東京花祭りは、東京でも花祭を受け継いでいこうと始まった、東京の東久留米市を活動拠点とする団体です。
 
地元と東京、それぞれで花祭の伝統を受け継ぐ団体の親子共演が六本木ヒルズで実現しました!!
 
「て~ほへ、てほへ」のかけ声とともに、舞台を取り囲む観客の皆さんも合わせて踊る賑やかなステージとなりました。
 
 
 
 

豊橋鬼祭


 
「天下の奇祭」とも呼ばれる、安久美神戸神明社の祭礼「鬼祭」
その中でもお祭りのクライマックスとなる赤鬼と天狗のからかいが実現されました。
 
暴れる赤鬼を天狗が退治する一幕が「からかい」です。
 
敗北した赤鬼がタンキリ飴をまき散らし、走り出していく様子も再現されました。
 
実際の鬼祭を見た方は、心配になったかもしれませんが、実際に行われる鬼祭の様な粉のまき散らしはありません。
 
きちんと一つひとつビニールに包まれていたタンキリ飴のみが巻かれていましたので、本番のような粉まみれにはなりませんでした。
 
その点はご安心下さい笑
 
 

田峯念仏踊


 
設楽町の伝統文化、田峰念仏踊。
お盆の時期に亡くなった方を供養するために行われる盆行事の念仏踊りです。
太鼓や鐘、笛の拍子に合せて舞う舞込み、念仏供養、太鼓による勇壮なはね跳ね込みが、毎年8月13日から16日の夜に新仏のある家の庭で行なわれ、17日には「田峰観音の盆」とされる念仏踊りが田峰観音境内で行われます。
 
イベント当日は、夕方・夜と2回にわたって演舞が行われ、会場に響く鐘や太鼓の音で会場にいた方々の視線を集めました。
 
 
 
 

お祭りステージの総合司会

お祭りステージの総合司会は、いいだまきさんが担当されました。
 
10時間(!!)に及ぶロングステージの総合司会を一人で務めあげ、エロティック東三河のステージを大いに盛り上げました。
 
 
 


 
 
 
 

前編のおわりに

東三河をふんだんにPRする形となったこの企画。
実に様々な方が携わるイベントとなり、お祭りステージは大いに盛り上がりをみせました。
 
後編はもう一つの目玉である、東三河マルシェを中心に、当日の様子を紹介します!!
 
 
 

 
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